まさに灯台ともいえる原始的な電波標識がNDB(Non-Directional Beacon:無指向性無線標識)。
これは航空機に搭載されているADF(Automatic Direction Finder:自動方向探知機)無線機とセットで使われます。
NDBはほとんどの空港や航空路にあります。混信しないように、それぞれ決められた周波数の電波を発信しています。
この電波は、局を中心に360度の全方位に発信されていて、到達距離は50~200マイル(90~370km)。この範囲内にあるNDBの周波数に航空機のADF無線機をセットすると、水平位置指示器に矢印が表示されます。この矢印が向かう先がNDBの方向です。
※ADFでは、NDBの方位はわかりますが、距離がわかりません。ただNDBの上空を通過すると、矢印がクルッと反転するので、通過したことは確認できます。
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