FSXでは基本的にオートパイロットが使えますが、ヘリコプターではボタンがあっても使えませんでした。しかし、フリーのアドオンを導入する事で設定したヘリコプターでオートパイロットが使えるようになります。
下の画像は、フリーのアドオン「Helicopter AutoPilot」を導入して、Bell206Bでオートパイロットを使って10ft.の位置にホバリングしている場面です。
まあ、ホバリングは別としてオートパイロットがあると本物と同じく飛行が楽になりますよね!ここでは、導入方法と操作方法を簡単に説明して行きます。
それでは先ずオートパイロット「Helicopter Autopilot」を導入します。
このアドオンは、Simviationにて公開されていますので、ダウンロードして下さい。
ダウンロードしたファイルを解凍すると「Model 1」と「Model 2」フォルダが作成されます。
それと、一緒に画像が2枚ありますが、これは「Model 1」と「Model 2」の計器画像となります。
- AS532AFCP.GAU [Gauges]フォルダ
- EC225AFCP.GAU [Gauges]フォルダ
- hap.cfg
- HAPX.DLL
- Leggimi.txt
- Readme.txt
先ずは、FSXがインストールされているメインフォルダーに「HAPX.DLL」ファイルをコピーします。
例:”C:\Program Files\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X\”へコピー
※管理人がFSXのメインフォルダーに「HAPX.DLL」ファイルをコピーした状態の画像です。
次に、「AS532AFCP.GAU」ファイルと「EC225AFCP.GAU」ファイルをFSXフォルダ内の「Guages」フォルダにコピーします。
例:”C:\Program Files\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X\Guages\”へコピー
次に、オートパイロットを使用したいヘリに「hap.cfg」をコピーします。
今回は、「Bell206B」を例として書きます。
「hap.cfg」ファイルを「Bell206B」フォルダにコピーします。
例:”C:\Program Files\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X\SimObjects\Rotorcraft\Bell206B\”へコピー
※管理人が「Bell206B」フォルダーに「hap.cfg」ファイルをコピーした状態の画像です。
次に、オートパイロットを使用する為に、「Aircraft.cfg」「panel.cfg」「DLL.XML」ファイルをメモ帳等を使って「Readme.txt」に書いてある各コードを追加します。
注意:各ファイルを編集する前に、バックアップを取っておくことをおススメします。
■「Aircraft.cfg」ファイルを開いて、「Readme.txt」に書いてある次のコードを追加します。
[autopilot] autopilot_available=1 flight_director_available=1 default_vertical_speed=0.001 autothrottle_available=1 pitch_takeoff_ga=0.000000 autothrottle_arming_required=1 autothrottle_takeoff_ga=0 autothrottle_max_rpm=90.000000 max_pitch=10.000000 max_pitch_acceleration=1.000000 max_pitch_velocity_lo_alt=2.000000 max_pitch_velocity_hi_alt=1.500000 max_pitch_velocity_lo_alt_breakpoint=20000.000000 max_pitch_velocity_hi_alt_breakpoint=28000.000000 max_bank=25.000000 max_bank_acceleration=1.800000 max_bank_velocity=3.000000 max_throttle_rate=0.100000 nav_proportional_control=9.000000 nav_integrator_control=0.250000 nav_derivative_control=0.000000 nav_integrator_boundary=2.500000 nav_derivative_boundary=0.000000 gs_proportional_control=9.520000 gs_integrator_control=0.260000 gs_derivative_control=0.000000 gs_integrator_boundary=0.700000 gs_derivative_boundary=0.000000 yaw_damper_gain=0.000000
■「panel.cfg」ファイルを開いて、同じように「Readme.txt」に書いてある次のコードを追加します。
//--------------------------------------------------------
[Window Titles]
Windowxx=Auto Pilot
//--------------------------------------------------------
[Windowxx]
Background_color=0,0,0
size_mm=250,350
window_size_ratio=1.000
position=0
visible=1
ident=81
window_size= 0.250, 0.350
window_pos= 0.10, 0.10
gauge00=AS532AFCP!Annunciator,0,0,250,110
gauge01=AS532AFCP!AFCP,0,110,250,130,.\hap.cfg
gauge02=AS532AFCP!GS,0,240,250,110
注意:赤いアンダーの部分(hap.cfgをコピーしたフォルダーの場所)を必ず追記する事!忘れると動きません。
例:C:\Program Files\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X\SimObjects\Rotorcraft\Bell206B
※フォルダーの場所を指定する場合は、下の画像の赤枠内の空白部分をクリックすると、その下側の青枠のようになりますので、それをコピーして指定します。
※「Bell206B」の「panel.cfg」に管理人の環境での記述した内容です。記述内の[Window06]がオートパイロットの部分となります。
■「DLL.XML」ファイルを開いて、同じように「Readme.txt」に書いてある次のコードを追加します。
<Launch.Addon> <Name>Helicopter AutoPilot</Name> <Disabled>False</Disabled> <ManualLoad>False</ManualLoad> <Path>.\HAPX.DLL</Path> </Launch.Addon>
参考:DLL.XMLファイルは、C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\FSXにあります。
次のYoutubeには、説明文の所にファイルのダウンロード先とオートパイロットの導入方法となる動画です。・・・動画も削除されています。
2017年09月15日現在・・・導入動画がありました。
導入したオートパイロットの操作方法です。
・・・こちらの動画も削除されています。
2017年09月15日現在・・・操作方法動画がありました。
コメント
管理人様こんばんは、Bellと申します。
この度、動画解説に添って「オートパイロットパネル」を導入したまでは良いのですが、IAS設定は動画の方では「CTRL+6」と書かれておりますが初期値の0より変更が出来ません。何かコントロールにキー割り当てが必要なのでしょうか。
Bellさんへ
速度の設定であるIASの操作は、[F/TDN]を押してテイクオフ後にディスプレイに「IAS 75」が表示されたら、キーボードの「CTRL+6」で速度を上げる事が出来ます。
ホバリング中の移動に関しては、[FWD/AFT]又は[RIGHT/LEFT]スライダーを使いましょう。
ksr_iruma様
私の環境では[F/TDN]を押した後に表示されるのが「IAS 0」と表示されてしまうのです(;;
Bellさんへ
[F/TDN]ボタンを押したあとに、テイクオフはするのでしょうか?
通常であれば、ボタンを押した後にディスプレイの表示が「TUP 方位」にかわり、速度が75ノットになると「IAS 75」になるはずなんですけど・・・
ホバリングや移動・旋回は大丈夫なのですか?
ksr_iruma様
はい、その他の機能に付いては問題なく操作出来ます。
[F/TDN]ボタンを押した後はテイクオフし「TUP 方位」も表示されそのまま上がって行かずに40kntの辺りで機種を上げて止まろうとします
Bellさんへ
その現象って、使用しているヘリのフォルダに「hap.cfg」が組み込まれてないのでは?
例えば、使用しているヘリが「Bell206B」だったらそのフォルダ内に「hap.cfg」がないとそのような現象が確認されたと、海外のフォーラムか何かで見た記憶が・・・
とりあえず、「hap.cfg」を確認してみて下さ
ksr_iruma様
こんにちは。先ほど、panel.cfg書き換えの動画と見比べたのですが原因が判明しました。
[Window06]内のgauge01=の部分が「nd_ec135」となっていたため、私側のミスで恐縮です
。
その後、無時「IAS75」と表示され感動です!
これで楽しくフライト出来そうです、ありがとうございましたm(_ _)m
Bellさんへ
無事Autopilotが使用出来るようになって良かったです。
今後もFSXフライトをお楽しみください。
わたしもBLLさんと同じようにテイクオフの後40ノットまで加速した後ホバー状態になってしまいます
導入したデータを見ても問題ありません。
解決方法がないのでしょうか。教えてもらえませんか。よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
確認してみましたが、2つほど導入を間違うと同じような症状になる事が確認できました。
導入機体は「Bell206B」で説明します。
先ず一つ目ですが、導入機体フォルダー内に、「hap.cfg」ファイルがコピーされていない場合です。こちらは動作はしますが、[F/TDN]ボタンで離陸すると約40ktでホバリングします。
そして2つ目ですが、こちらは「panel.cfg」の記述が間違っている場合です。
「panel.cfg」には下記の内容をコピーしてから自分が利用する機体への書き換えが必要となります。
例として管理人の利用環境で説明します。FSX導入のドライブはEドライブとなります。
//——————————————————–
[Window06]
Background_color=0,0,0
size_mm=250,350
window_size_ratio=1.000
position=0
visible=1
ident=81
window_size= 0.250, 0.350
window_pos= 0.10, 0.10
gauge00=AS532AFCP!Annunciator,0,0,250,110
gauge01=AS532AFCP!AFCP,0,110,250,130,E:\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X\SimObjects\Rotorcraft\Bell206B\hap.cfg
gauge02=AS532AFCP!GS,0,240,250,110
//——————————————————–
となります。
書き換え部分ですが、そこだけ表示すると・・・
//——————————————————–
[Window06]
…
…
…
…
…
…
…
…
…
gauge01…,E:\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X\SimObjects\Rotorcraft\Bell206B\hap.cfg
…
//——————————————————–
内容としては、「gauge01」である「hap.cfg」の場所を指定する事です。
ロビンソンR22にオートパイロットを設定するんであれば、そこは「\Bell206B\」の部分が「\Robinson_R22\」になるんです。
もう一度確認してみて楽しくフライトしてみて下さい。
ご教授いただきありがとうございました。管理人様の書かれているとうりに導入されておりました。ただ私パソコンに弱いもので\のところが¥になってしまいます。どうしても\
がうちこめません。それだけ管理人様の言うとうりにできません。そこが問題なのでしょうか?できたら回答お願いします。よろしくおねがいします。
管理人です。
説明不足でしたね。安心してください。「\」も「¥」も同じ扱いです。
「¥」で書き込んでいれば「\」として認識されています。
しかし正しく導入されているとなると原因が判別しにくいので、申し訳ありませんがもう一度最初から違うヘリコプターにこのページに記載されている通り導入してみて下さい。
頑張ってください。
回答ありがとうございます。Rotorcraftの中にある3機とも同じくインストールしたのですが結果同じでした。説明の中にあるC:\ユーザー~FSXのなかにあるDLL.XMLファイルが私のPCの中にないのでDLLファイルをメモ帳で開くと同じデータがあるのでそこに追記して上書き保存したのですがそれでよろしいのですか?
それぐらいしか,書かれていることと違っていることがありません。よろしくお願いします。
管理人です。
質問ですが、OSはWindows10ですか?それともWindows7ですか?ちなみに管理人はWindows10です。
それと管理人がテストで導入した時に「DLL.XML」にはコピーしなくても正常に動作する事は確認していますので、ないならそのままでも大丈夫です。
確認の為に、記事に管理人のPCで「hap.cfg」「HAPX.DLL」そして「panel.cfg」の記述部分を画像で公開しますので、ご自分の状態と比較してみて下さい。
何度も回答ありがとうございます。私のPCのスペックはi7-2600 win7pro64bit gtx960メモリ16Gです。よく読んでみたらAircraft.cfgのところも追記なんですよね最初から入っている2行の後に追記すると思い追記しましたが変化なしです
私が入れたパネルのcfgは
; Localized 10/20/2006 10:23 午前 (GMT) 4:4.2.169 panel.cfg
;/ Bell 206B
[Window Titles]
Window00=メイン パネル
Window01=無線機器
Window02=GPS
Window03=コレクティブ
Window04=コンパス
Window05=ミニ パネル
Window06=Auto Pilot
//——————————————————–
[Window06]
Background_color=0,0,0
size_mm=250,350
window_size_ratio=1.000
position=0
visible=1
ident=81
window_size= 0.250, 0.350
window_pos= 0.10, 0.10
gauge00=AS532AFCP!Annunciator,0,0,250,110
gauge01=AS532AFCP!AFCP,0,110,250,130,C:\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X\SimObjects\Rotorcraft\Bell206B\hap.cfg
gauge02=AS532AFCP!GS,0,240,250,110
;/——————————————————–
[Vcockpit01]
[autopilot]
autopilot_available= 0
flight_director_available= 0
autopilot_available=1
flight_director_available=1
default_vertical_speed=0.001
autothrottle_available=1
pitch_takeoff_ga=0.000000
autothrottle_arming_required=1
autothrottle_takeoff_ga=0
autothrottle_max_rpm=90.000000
max_pitch=10.000000
max_pitch_acceleration=1.000000
max_pitch_velocity_lo_alt=2.000000
max_pitch_velocity_hi_alt=1.500000
max_pitch_velocity_lo_alt_breakpoint=20000.000000
max_pitch_velocity_hi_alt_breakpoint=28000.000000
max_bank=25.000000
max_bank_acceleration=1.800000
max_bank_velocity=3.000000
max_throttle_rate=0.100000
nav_proportional_control=9.000000
nav_integrator_control=0.250000
nav_derivative_control=0.000000
nav_integrator_boundary=2.500000
nav_derivative_boundary=0.000000
gs_proportional_control=9.520000
gs_integrator_control=0.260000
gs_derivative_control=0.000000
gs_integrator_boundary=0.700000
gs_derivative_boundary=0.000000
yaw_damper_gain=0.000000
Aircraft.cfgは上記です
よろしくお願いします。
管理人です。
実は「Aircraft.cfg」に記述を追加しなくても動作には問題ありません。記述するのであれば、次の2項目は「1」にしてください。
※autopilot_available=1
※flight_director_available=1
あと、FSXのインストール先はダイレクトに「C:\Microsoft Games\」でしょうか?「C:\Program Files\Microsoft Games\」ではなく?
管理人の場合は、システムとなるCドライブにはプログラムを入れず、専用のEドライブにインストールしています。
mantyanさんの場合がそのままのインストールだとすると
記述する指定先は「C:\Program Files\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X\SimObjects\Rotorcraft\Bell206B」となります。
しかしインストール時にご自身でインストール先を指定された場合は、記述されている通りで間違いありません。
もう一度確認をお願いします。
下記のように書き直しました。
gauge01=AS532AFCP!AFCP,0,110,250,130,C:\Program Files(X86)\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X\SimObjects\Rotorcraft\Bell206B\hap.cfg
Aircraft.cfgも0から1に変えましたが何も換わりません。
これ以上管理人様に迷惑かけられません。
FSXもインストールし直したのですがかわりません。
何度もご教授くださいましてありがとうございました。
またの機会がありましたらご教授ください。失礼します。
管理人です。
そうですか残念です。
では、最後にお願いなんですが、記事内に2つの動画を張り付けていますが、上側の動画「FSX & FS9 How to Install Heli Autopilot」の5分48秒部分から6分26秒までを見て同じようにやってみて下さい。
オートパイロットは良いものです、あきらめずに頑張ってください。
管理人様最後のご教授でやっとオートパイロットが起動しました。c:の後のアドレスが導入されていたBell260bのアドレスをコピーアンドペーストで入れたら正常に起動がかかりました。ビデオはなかなかよく読み取れませんでした。管理人様のご教授によりようやくフライとできます。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
管理人です。
解決して良かったです。
今後も楽しんでフライトして下さい。
管理人様
また教えてほしいことがあります。操作動画ではIASが変えられるのですが私のPCの場合Ctrl+F3を操作しても一向にスピードが上がりません。どうやって操作すればよろしいのでしょうか。よろしくお願いします。
管理人です。
IASの変更は、基本の状態だと「Ctrl+7」がINCREASE(増加)で「Ctrl+6」がDECREASE(減少)となります。
頑張ってください。
管理人さんありがとうございました。IASの変更ができました。操作マニュアルみたいなものがあるのでしょうか?
管理人です。
マニュアルはないですが、「hap.cfg」をテキストエディタで開けば、オートパイロットのショートカットキーが設定されていますので、そこから判断しています。
失敗しながらいろいろと試してみるのも楽しいですよ。
管理人さん
hap.cfgを印刷してこれから勉強しますありがとうございました。
管理人さん先日はオートパイロットのご教授ありがとうございました。管理人さんのホームページにアドオンという項目の中でヘリ(無料)と紹介されているHovercontrolのサイトに行ったのですが•Web アドレス http://64.34.169.161 が正しいか確かめてくださいとこのように表示されてしまいます。閉鎖されたのでしょうか教えていただけないでしょうか?
管理人です。
どうやら閉鎖されたようですね。
国内のFSX関連サイトもいくつか閉鎖されて残念です。
ヘリのアドオンをお探しなら「flightsim.com」がおススメです。
簡単な登録でフリーのアドオンをダウンロードできます。
管理人さん回答ありがとうございます。flightsim.comで調べました日本のテクスチャーのヘリは少ないですね。あっても有料の機体のテクスチャーですね。国内のFSX関連サイトも閉鎖が多くなっていますね。FS2020が来年マイクロソフトから発売されるみたいですがWin7のサポート終了もあるのでどうしようか迷っています。FS2020で今まで購入したソフトが使用できるものか不安ですね。少し考えてから有料ソフトの導入を考えて見ます。