EW(電子戦)について

VRS F/A-18E

EW(Electronic Warfare:電子戦)

VRS F/A-18E SUPERBUG FSX
管理人おすすめのアドオンです。2009年の4月にVRSからFS2004用としてF/A-18E スーパーホーネット(Super Bug)が発売されましたが、2010年5月にFSXに対応して登場しました。現在は、P3D用も登場しています。

VRS F/A-18E SUPERBUG FSXRDDI (TAC:Tactical 戦術)画面にあるEW [ PB17 ]ボタンを押すと、EW (Electronic Warfare:電子戦)ページになります。

EW (電子戦)ページでは、周囲の脅威となるレーダーに対する警戒やミサイルに対する妨害など、主に防御に関する情報表示と各種防御装置の操作等を行います。

右の図を参考に説明します。

自機の位置を示すシンボルを中心に周囲の脅威となるレーダー波放射源を表示します。

RWR (Radar Warning Receiver:レーダー警戒用受信機)が脅威となるレーダー波を感知すると、EW画面には警報音とともにそのレーダー波の特徴から判別されたレーダー波放射源の種類を示すシンボルが、その発信源の方向を示す位置に表示されます。

通常、脅威のシンボルは画面中央の円の外側に表示されます。

この状態は自機が相手のレーダー波を受けているということだけを示すもので、必ずしも相手が自分をレーダーで捕らえているとは限りりません。しかし相手に自分の存在が知られた可能性はあります。

脅威が自機をレーダーロックした場合は、危険度が高い脅威としてシンボルが円の内側に表示され、円の外側にはその脅威の方向を示す線が表示されるようになります。この状態は明らかに相手が自機に攻撃をしようとしていることを示しているので、直ちに反撃するか回避するか対応しなければならないでしょう。

アクティブレーダー誘導ミサイルや敵戦闘機などの高脅威度発信源のレーダーロックを外すには、その発信源に対し常に自機の真横を向けるよう旋廻します(ビーム機動)。こうすることで相手のドップラーレーダーは自機と静止物と区別ができなくなるため、レーダーロックが外れることが期待できます。この機動を行うには、脅威の方向を示す線が左右いずれかのビーム機動キューの示す範囲内にあるように機体を操作し続けます。

プッシュボタンの機能は次の通りです。
[ PB1/2 ] DECOY ON / OFF
ALE-50 曳航式デコイのレーダー波発信の ON / OFF を切り換えます。
[ PB3 ] CUT
このボタンを押すと曳航デコイを強制的に切り離します。
[ PB4 ] DPLY(展開) / RETR(収納)
ボタンを押すことで曳航デコイを展開・収納します。「 DPLY 」の文字が四角い枠で囲まれているときは展開中であることを示しています。
※曳航デコイを展開している画像です。

[ PB5 ] MAN / S/A / AUT
IDECM (Integrated Defensive Countermeasures:統合型防御電子戦対抗手段)のモードを切り換えます。
ボタンを押すことでMAN (手動)、S/A (半自動)、AUT (自動)と切り換ります。
MANの場合は全ての防御装置の操作はパイロットが行わねばなりません。
S/Aの場合はALE-47 CMDS (Countermeasures Dispenser System:対抗手段散布システム)が半自動に、ALE-50ASPJ (Airborne Self Protection Jammer:機上自己防御妨害装置)は手動となります。
AUTでは全ての防御装置の操作はIDECMが自動的に行います。
[ PB6 ] ASPJ OFF / JAM / STBY
AN/ALQ-165 ASPJ (Airborne Self Protection Jammer ALQ-165:機上自己防御妨害装置)のモードを示しています。STBYは待機状態です。RECは受信モードで、探知された目標を自動的に妨害します。JAMは常に妨害電波を出している状態です。
ASPJを作動させるには、キーボードのShift + Ctrl + M でキーコマンドモードに切り替えてから Shift + J キーでASPJSTBYにする事が出来ます。モードの切り替えは、 J キーを押すたびにSTBY / JAMに切り替わります。
[ PB7 ] ALE-47 MAN X / S/A X / AUT X
ALE-47 CMDS (Countermeasures Dispenser System:対抗手段散布システム)のモードを切り換えます、ALE-47はチャフとフレア自動放出を行う装置です。
MAN (手動)の場合はプログラムの選択と起動はパイロットが手動で行います。
S/A (半自動)の場合は適切なプログラムが自動選択されますが、起動はパイロットが行います。
AUT (自動)はプログラム選択・起動とも自動で行われます。
[ PB9 ] ALE-50 STOW X / STBY X / DPLY X / JAM X
ALE-50 曳航式デコイの状態及び残数を示しています。
STOW X:曳航式デコイを収納状態及び残数
STBY X:曳航式デコイを展開中及び残数
DPLY X:曳航式デコイを展開済及び残数
JAM X:曳航式デコイのレーダー波ON及び残数
[ PB11 ] NOR / AIR / LAND / SEA / EW / FRN
ボタンを押すことで、DDI画面に表示する脅威の種類を切り換えます。
NOR :全ての脅威を表示します。
AIR :航空脅威を表示します。
LAND :地上脅威を表示します。
SEA :海上脅威を表示します。
EW :早期警戒レーダーを表示します。
FRN :友軍のレーダーのみを表示します。
※切り替えても表示は同じかも
[ PB13 ] LIM(リミットオプション)
ボタンを押してリミットオプションをONにすると、表示される脅威の数を8個までに制限します。表示される発信源が多すぎて見難い場合に使用します。
[ PB15 ] HUD
このオプションがONになっていると、HUDに周囲の脅威となるレーダー波放射源を表示します。
[ PB16 ] SP HARM-OR
このオプションをONにするとHARMのSPモードを無効にします。
[ PB18 ] MENU
ボタンを押すとメインメニューに戻ります。
[ PB19/20 ] PROGRAM EDIT / STEP
PB19EDITボタンを押すとCMDSプログラム編集サブページに切り換ります。PB20SETPボタンを押すとALE-47 CMDSのプログラムを選択する事が出来ます。

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